冷たい肉蕎麦を食べながら山形の麺文化を考えてみる

日々怒濤のように発売されるアレげな本を買い漏らさずに手に入れるべく、新刊情報を目を皿のようにして追いかけ、気分によって秋葉原に行ったり、神保町で買い求めたりする日々を続けて幾星霜。(霜は積もってないけど、積み本に埃は積もっている的なニュアンスで。)

神保町に徒歩で向かう時に、長年の惰性でついつい靖国通りをつらつらと歩いてしまうけど、これは最適な歩き方じゃないよねと、Google mapsとにらめっこ。こうした方がいいのではと普段と違う歩き方をして見つけてしまった山形な冷やしお蕎麦のお店にハマってしまい、そういえば山形って冷たい麺を食べるよねー。とかいろいろと考えてみたくなったのでした。

 

山形の冷たい麺といえば、有名なのは「冷やしラーメン」。冷やし中華ならともかく、中華そばよろしく深い丼に氷の浮いたスープをすすって食べる麺類は、どうにも味のイメージが伝わりにくいというか、抵抗感の強い物だけどなかなかどうしてこれが美味しい。ご当地の名店「栄屋 本店(食べログ)」では通年メニューとしてあるそうで、いつか雪を被った月山を見ながらこの冷たいラーメンをすすりたいものだなぁーとか思ったり。(月山の冬景色が好きなのであたかも見えるかのように書いていけるけど、全然位置関係とか考慮していないのであしからず。)

 

で、本題。「冷たい肉蕎麦」。ってのもあるそうで。これが最近まで気付かなくて、その例の神保町に向かう普段は使わない通り沿いにあるお店で出るこの「山形の冷たい蕎麦」がすっかりマイブーム。鶏と塩ベースのあっさりと和風出汁で、冷やしラーメンと同じく底の深い丼に「ひやかけ」なスタイル。

 

どっちが先で後かも分からないけど、きっと、山形の人はひやかけ麺がほんと好きなのだなーとか思いつつ、日ごとに冬の寒さが増していく感じではありますが、気持ちはすっかり「冷たい麺」モードなのでした。

 

「麺文化」ってほどの話でもないですね、あいすみません。(写真右は「たれカツ丼」。あまい味噌だれでいただくこちらも一風変わった食べ物でした。)